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「電話番号」ってなに?―電話番号のしくみ―
事典的な答えは「電気通信網に接続された加入者に対応する電話機を識別するために付与された番号」とされている。また、法律的には「電気通信番号」とよばれ、「電気通信事業者が電気通信役務の提供に当たり送信の場所と受信の場所との間を接続するために電気通信設備を識別し、又は提供すべき電気通信役務の種類若しくは内容を識別するために用いる番号、記号その他の符号をいう。」(電気通信事業法第50条第1項)と定義されている。日本では、一般の固定電話の場合「0ABCDEFGHJ」(市外局番+市内局番+加入者番号)と10ケタで表される。神奈川県箱根町や岐阜県のごく一部などでは「0ABC-D-FGHJ」の9ケタというところもある(これらの地域でも10ケタに移行する予定である)。また、携帯電話・PHS・発信者課金ポケットベルの移動体通信は「0A0-CDEFGHJK」と11ケタで表される。国際的には電気通信に関する国際機関のInternational Telecommunication Union(ITU、国際電気通信連合)が国際勧告「国際電話番号計画」で統一していて、現在では「最大15ケタ」と定めているそうである。
ここまで、「0ABCDEFGHJ」や「0A0-CDEFGHJK」と、「I」を欠いているが、Iは数字の1と混同しやすいため、欠いて表記するのが通例だそうである。
電話番号は、1890年(明治23年)に日本で電話交換サービスが始まった当初から全ての電話機に付けられていた。1890年当時は東京に155、横浜に42の番号だけで、1は東京府庁、2は逓信省電務局だったという。
さて、日本国内の全ての電話番号は、郵政省(現総務省)が「電気通信番号規則」(平成9年郵政省令第82号)という省令を告示して大枠を定めている。
さらに固定電話の市外局番「0ABCDE」にあたる部分も、総務省が「電気通信番号規則の細目を定めた件」(平成9年郵政省告示第574号)で定めている。また、市内局番にあたる「B〜E」についても、総務省が電気通信事業者(NTT東日本・西日本、KDDI、日本テレコムなど)ごとに指定している。
「0ABCDE」は総務省が各電気通信事業者に対して指定していることになる。ちなみに、番号の最初の「0」は、国内プレフィックスと呼ばれるもので、日本国内の通話を示す“合図”だそうである。だから、東京23区は1行目の03-BCDE-FGHJ、横浜市は2行目の045-CDE-FGHJ、新潟県長岡市は3行目の0258-DE-FGHJということになる。
また、Aは北海道から順に割り当てられいて、Bはほぼ各都道府県ごとに割り当てられている。

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では、人口増加などで、MA内の市内局番と加入者番号がいっぱいになったら、どうするのか?
新潟県の新潟地域(MA)の「0252-DE-FGHJ」(1986年9月30日以前)を例に考えていくと、市内局番1ケタ目のDは、2〜9でなければならない。0は国内プレフィックスの信号と、1は110や119などの特殊番号と交換機が認識してしまうため、2〜9の8通りしか使えない。だから、「0252-DE-FGHJ」は最大80万回線しか使えないという計算になる。逆に言えば、80万回線を超えてしまうと、新規の回線を引けなくなる。
そこで、市外局番の最後のケタを市内局番の最初のケタに繰り込む(市内局番のケタ数を増やす)作業、つまり「025-2DE-FGHJ」とすると、Dは0〜9に増え、単純に20万回線分の増強ができるわけである。
このページでは、このような「0ABC-DE-FGHJ」から「0AB-CDE-FGHJ」の市外局番・市内局番変更を“市外局番3ケタ化”、“市内局番3ケタ化”と表現している。
市外局番・市内局番を変更しても、番号がいっぱいになったらどうするか? これには、1ケタ増やすことで対応するしかない。例えば、1991年(平成3年)に東京23区の「03-CDE-FGHJ」の番号9ケタ地域は「03-3CDE-FGHJ」の10ケタ地域になり、800万回線から8000万回線に対応できるようになった。また、1999年(平成11年)1月1日に携帯電話が「090-CDEF-GHJK」の11ケタ化されたこともあった。これも、爆発的な携帯電話の普及に番号がいっぱいになり、当初の番号計画では対応しきれなかったからである。
電話番号はそういつも変更されるものではないし、逆に頻繁に変更されると利用者である私たちが混乱してしまう。ですから、電話番号は
- 利用者にわかりやすい
- 将来の需要に対してもなるべく変更のない
- 電話の接続制御に大きな負担とならず、料金の算定がしやすい
- どこから発信してもなるべくダイヤルする番号は変わらない
という方針の下、あらかじめ計画的に決められていく。これを特に「電話番号計画」と言うこともある。
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