| Sumon SL Land |
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“大震災”を生き残った蒸気機関車

新潟県魚沼市の旧北魚沼郡守門村。緑豊かな山あいの村を震度6弱の大きな揺れが襲ったのは2004年(平成16年)10月23日だった。新潟県中越地震(新潟県中越大震災)。最大震度の7を観測した北魚沼郡川口町や、全村避難の古志郡山古志村が注目されたが、人口4,600人あまりの旧守門村でも死者こそなかったものの、21人が重軽傷を負い、11棟が全壊・大規模半壊の被害が出た。
その旧守門村、国道290号線の山道沿いに、温泉施設「守門温泉青雲館」に隣接して「SLランド」がある。老朽化が著しく、解体の危機にある蒸気機関車と客車2輌は震度6弱の大きな揺れにも堪え、何度もお色直しされながら、静態保存されている。
以前は、「SLホテル」として連結された10系客車の寝台に宿泊できたようだが、客車設備も老朽化し、ただ内部を見学できるのみとなっている。

静態保存されている蒸気機関車は、9600形蒸気機関車の「29657」号機で、1919年(大正8年)に製造された機関車である。この蒸気機関車は1913年(大正2年)に初めて製造された機関車で、動輪が4軸あるので、のちの形式付与では「D○○」となる。770輌も製造され、戦後、主要線区が次々に電化されていく中でも、軸重が軽いにもかかわらず牽引力が強いことから、四国を除く全国の地方交通線区で重宝された。


9600形蒸気機関車「29657」号機に連結されている客車は、10系客車「オロネ10 2085」と「オロネ10 2083」の2輌である。




2輌の客車はいずれも老朽化が著しく、痛々しい姿をさらしている。




2008年(平成20年)5月3日撮影
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