トップplus+三条・南蒲原大水害7・13水害ドキュメント
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7・13ドキュメント
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三条災い史(水害)
三条災い史(雪害他)
気象警報・注意報
Sanjô Flood 2004.7.13

7・13水害ドキュメント

 このページは、kenoh.com、三條新聞、新潟日報新潟県土木部「7.13新潟豪雨洪水災害調査委員会」などの記事を基に作成しました。また、特に市町村名を示していない地名は全て三条市内です。
7/10 午後 元町の中央公民館で三条市青少年育成市民大会が開かれ、三条市出身の俳優・高橋克実さんをゲストに迎え、中高生と将来の夢について語り合った。応募した市内の中高生11人が高橋さんに質問、高橋さんは「俳優になろうとは思わなかった。松田優作さんや萩原健一さんら人気あるテレビドラマに憧れていた。ジーパンの上下を着て新宿に行きたいとか、そんなことが動機だった」と俳優へのきっかけを披露し、「三条出身を誇りに思ってほしい」、「夢は東京に行って成功することだけではなく、好きな人と一緒になって家族を家族を作って一生懸命生きることもいい」などと中高生にエールを送った
7/10 15:00から20:00までに121.0ミリの豪雨、17:00から18:00までの時間雨量は53.0ミリを観測(消防本部)した三条市内では、床上浸水が本町3丁目、林町1丁目で3棟、床下浸水が36棟と、道路冠水10数ヶ所の被害が出た
7/12 17:07 新潟地方気象台は三条地域に大雨・洪水・雷注意報を発表
7/13 4:30 笠堀ダムで洪水調整を開始
5:00 三条市に強い雨が降り始める。6:00までの1時間に38ミリ
6:00 三条地域消防本部に道路冠水の通報が入り始める。三条市役所にも電話が殺到
6:20 5:20からの1時間に気象庁アメダス観測で史上最多(当時)の51ミリ/hの猛烈な雨を観測
6:29 新潟地方気象台が三条地域に大雨警報・洪水警報を発表
6:56 kenoh.comに豪雨に関する情報の第一報、一ノ木戸小学校前の道路は水深30cm以上で雨水が道路を川のように流れていると掲載される
7:00 7:00までの1時間に43ミリ
上保内の県道大面保内線で30m2の土砂崩れ
7:37 大谷ダムでも洪水調節を開始
8:28 笠堀ダムが、ダム計画水位(これ以上の水位ではダムの崩壊のおそれ)に迫ったため、計画最大の放水量である120m3/s(120,000リットル/s)を放水開始。市内に設置されたダム放流サイレンの一部が作動しなかった(のちに誤作動が多く電源を切っていたとの情報もある)
9:00 三条市は災害対策本部を設置
9:00 三条・燕地域を放送エリアとする「ラヂオは〜と」(燕三条FM)は通常放送を取り止め、避難勧告などを繰り返し放送する。また、専用ラジオを燕三条駅で無料配布。自宅にいなかったなど連絡が取れない人に対しての安否情報を連続終夜放送。随時、高橋一夫三条市長が市役所から電話で緊急出演し市民に呼びかけ
五十嵐川の水位は8.7mに達し、通報水位を超える
9:15 五十嵐川の水位は9.2mの警戒水位を超える
9:30 諏訪の五十嵐川左岸(のちに破堤した箇所)で堤防から水が溢れ始める
9:34 JR信越本線が運転を見合わせ
10:00 五十嵐川の水位は10.7mに達し、この1時間で2mも上昇
10:10 三条市は曲渕2丁目、五十嵐川堤外地、籠場、中新、西大崎1丁目〜3丁目に避難勧告を発令(第1次)
西大崎と三竹の五十嵐川右岸から出水、消防職員、消防団員が出水を必死に食い止める。左岸の越水は水位低下で止まる
11:00 三条市は東新保、曲渕1丁目・3丁目、月岡1丁目〜4丁目、諏訪1丁目〜3丁目、三竹に避難勧告を発令(第2次)
11:18 三条市は自衛隊に災害派遣出動を要請
11:30 一新橋いっしんばし付近の五十嵐川右岸から五十嵐川が溢水し始め、消防署員、消防団員が土嚢を積むがそれさえも流し、一ノ木戸商店街に水が流れ込む。神明町から信越本線北側付近まで浸水。三竹の五十嵐川右岸でも堤防から水が溢れ堤防を洗い始め消防署員、消防団員が水防作業
11:40 四日町、島田、本成寺などの6,016世帯に避難勧告を発令(第3次)。これで避難勧告は嵐南地区のほぼ全域、10,555世帯に及んだが、勧告された住民に伝わらず
12:00 本町1丁目の新大橋上流側右岸でも溢水が始まる。三条市内では激しい雨は峠を越えたものの、五十嵐川上流部で激しい雨が再度降る
12:30 一時溢水が止まっていた三竹の五十嵐川右岸から出水が再び始まる
13:07 堤防が崩れ始めていた三竹の五十嵐川右岸の対岸側である諏訪の五十嵐川左岸の堤防が117m崩壊。濁流が一気に嵐南らんなん地区に流れ込む
13:10 田島の田島橋下流右岸で堤防が一部崩壊する
13:15 消防署員が破堤を確認
13:19 kenoh.comが豪雨関連の掲示板を開設
14:00 三竹の五十嵐川右岸の堤防から漏水が始まる
14:20 新潟県梅雨前線豪雨被害対策本部が設置される
14:31 三条市災害対策本部は国土交通省に対しポンプ車の出動を要請
14:42 東北電力西三条変電所が浸水し、763戸が停電
五十嵐川上流部の激し雨が小康状態に落ち着く
14:55 避難所となった月岡小学校が浸水により孤立、校舎の2階・3階に退避
15:00 五十嵐川の水位は警戒水位を2.4m上回る11.6mを記録
15:10 国土交通省の排水ポンプ車が到着、運転開始
15:20 五十嵐川の支流・新通川しんどおりがわの宮浦橋が濁流にのまれ流失
15:23 出動要請を受けた自衛隊の先発隊が旧競馬場付近の瑞雲橋西詰に到着
15:30 嵐南公民館も浸水し始め、三条市勤労青少年ホーム・ソレイユ三条も同様に床上浸水
15:40 三条市教委は市内全22小中学校の14日の臨時休校を決定
15:54 東北電力西三条変電所がさらに浸水し、停電が最大11,190戸に拡大
三条市内の固定電話、携帯電話は輻輳でかかりにくくなる。三条市消防本部の受信台は開設以来最多の緊急通報
16:00 NTT東日本は災害用伝言ダイヤル(171)の運用を市外局番「025」で始まる新潟県全域を対象に開始。NTTドコモもiモード災害用伝言板サービスを開始。iモード災害用伝言板サービスの実運用はこれが初めて
17:00 五十嵐川の水位は11.6mから徐々に水位が下がり始める
南新保の無職男性(78)方の家が床上浸水し、1階寝室のベッドで寝ていた男性を妻(77)が助け起こし2階に上げようとしたが上げることができず、21:10に救出されたが、22:00に死亡が確認された。この水害による犠牲者の確認は初めて
17:30 五十嵐川に架かる昭栄大橋しょうえいおおはしが通行止めとなり、三条市内の五十嵐川に架かる8つの橋(嵐川橋らんせんきょう御蔵橋おぐらばし常盤橋ときわばし新大橋しんおおはし、昭栄大橋、一新橋、田島橋たじまばし渡瀬橋わたらせばし)が緊急車と嵐南地区からの避難を除き通行止めとなり、嵐北らんぽく地区と嵐南地区がほぼ分断される(清流大橋・道心坂を回って辛うじて行ける程度)
17:40 13:10頃に崩れた田島の田島橋下流右岸で堤防が再び一部崩壊する
18:37 JR弥彦線も運転見合わせ
最深約2mの水にのまれている嵐南地区に取り残された住民は2万人を超え、自宅の2階や避難所の小学校、コロナ、パール金属、外山産業など大事業所に避難したものの、救助作業は難航。また勤務中に浸水した事業所では社員がそのまま一夜を明かす
三条市内の保育所や小中学校から浸水などで自宅に帰られず帰られない園児・児童・生徒は、第一中の196人、月岡小174人を最多に8施設合わせて400人以上に。そのままそれぞれの施設で一夜を明かす
14日のゴミ収集作業は全市で休止を決定
20:40 避難所に避難している人は5,253人を数えるが、それ以上に自宅に取り残されている
21:00 五十嵐川の水位は依然警戒水位を超え10.9m
嵐南地区に取り残された住民の救出のため、三条地域消防本部だけでなく、自衛隊、県警、燕市消防本部、新潟市消防局など近隣消防本部などからの応援を受け、22艘のボートで救助作業を続行
23:30 約1,000名が避難し浸水で孤立していた月岡小では、水が引いたことからバス10台で嵐北地区の厚生福祉会館へ移動
24:00 24時までの1日の総雨量は208ミリを観測し、それまでの観測史上最多雨量記録133ミリ(1979年7月28日)を1.56倍も上回り大幅に更新
7/14 0:00 厚生福祉会館に移動した月岡小に避難した住民はさらに第三中への避難。住民は苛立ちを隠せず
嵐南地区の住民救出作業は夜を徹して続く。県外の消防署などからも応援が駆けつける
破堤した諏訪の五十嵐川左岸でも夜を徹して警戒と仮堤防の構築作業に入るが、未だに堤防を締め切ることができず、水は越え、流出が続いている
5:25 曲渕の空き地で水害から逃げ遅れて水死したと思われる女性の遺体が発見され、ひとり暮らしの無職女性(75)であることが判明。犠牲者は2名に
夜明けとともに、航空自衛隊、海上保安庁、県などのヘリコプター10機以上が自宅などに取り残された住民を上空から救出し、第三中グラウンドに移送
7:45 三条市が7:45時点の避難状況報告を発表。避難場所は63ヶ所、7:00現在の避難者数は7,446人。救助状況は、高田、新発田、群馬県新町駐屯地の自衛隊員191人、群馬県の緊急消防援助隊25人によってボート40艘が緊急を要する人命救助を優先に活動
8:00 五十嵐川の水位は9.2mまで下がり警戒水位を下回る
曲渕など嵐南地区東部では水が引き始める。四日町、島田、本成寺など地区西部では依然として1mを超える水が引かず
水が引いた嵐南地区東部では家財道具の整理、水害廃棄物の処理が始まるところも
電気の送電は復旧したものの戸外のブレーカーまで浸水し、漏電の危険性があり、停電状態。東北電力などが点検するまで電気の使用自粛を呼びかけ。ガスも電気同様、使用自粛を呼びかけ
昭栄大橋、新大橋などの嵐南地区の橋のたもとを救出基地に、前日に加え、東京消防庁や群馬県、埼玉県、石川県などの消防・救急隊が応援
嵐南地区の郵便局・銀行など金融機関も被災し、営業停止
9:30 条南町の無職女性(78)方で、2階への階段にもたれかかって亡くなっている女性が発見され、この家に住む無職女性と身元確認。水害による三条市内の犠牲者は3名に。
午前 消防車、救急車、パトカー、電力などの災害復旧車輌、救援物資運搬車をふくめ、嵐北地区に車輌が集中し渋滞が各所で発生、とくに目抜き通りの通称「大通り」は全く動かないほどの大渋滞
11:20 前日からの通行止めを解除していた渡瀬橋を再度全面通行止め
12:00 前日からの通行止めを解除していた田島橋を再度全面通行止め
13:16 三条地域に出されていた大雨警報が30時間47分で解除される。洪水警報は継続
14:40 平山征夫県知事が三条市役所の災害対策本部を訪れる
井上喜一防災相を団長とする政府調査団40人で三条市を訪れる。平山県知事とともに嵐南地区を視察
15:00 破堤した諏訪の五十嵐川左岸で自衛隊などが中心となって、大型土嚢パックを投入する本格的な仮堤防の構築作業に入る
17:00 三条市水害対策本部が17:00時点の水害による避難状況を発表、自主避難を含む避難場所は60ヶ所、避難者の数は5,067人。15日も市内全小中学校が休校、16日以降も被害が激しい嵐南地区の小中学校は休校
四日町小、条南小周辺の水が完全に引かず、水深も深いため、四日町小は裏館小、条南小は第三中と体育文化センターに移動。それに合わせ避難していた住民も上空のヘリ、ボートで2小学校を脱出
三条市は、ゴミの収集について15日から嵐北地区で通常収集にする。有料の指定袋以外でも収集する事実上の無料収集とした。また、嵐南地区でも通常収集と告知したが、市の予想を超える水害ゴミがあり、のちに収集方法の変更を余儀なくされる
21:30 避難所で2日目の夜を迎えたのは4,946人
7/15 1:13 自衛隊は14日夜も家などに取り残された住民の救助作業を行ってきたが、捜索を終了。このあとは消防関係者などで捜索
大谷ダムが流木などで取水能力が低下し、笠堀ダムも取水停止となり、三条地域水道用水企業団からの給水が停止可能になったため、三条市の給水能力が低下し、市内一円で水圧が低下。高台の一部では断水し、給水車が出動
三条市から消毒のための石灰、クレゾール液、オスバン液の無料配布が自治会長を通じて始まる
9:00 南新保の木工作業所で、南四日町1丁目のこの木工作業所を経営する男性(71)が亡くなっているのを従業員の男性(30)が発見。犠牲者は4名に
10:00 新潟県が被害状況について、7月15日10時現在の市町村などから報告のあったものをまとめた。それによると、三条市は死者3人、床上・床下浸水合わせて14,767棟、非住家被害は公共施設13、崖崩れ等9、停電4,388戸
10:30 三条市に駆けつけた東京、埼玉、群馬、山形、石川など1都9県381人、県内24人の緊急消防援助隊は、救助活動にひと通り区切りがついたことで撤退
三条市は災害救助法の適用を厚生労働省に申請
天皇、皇后両陛下は、「死亡者に対するお悼みと床上・床下浸水などの被害を被った人々に対するお見舞いのお気持ち、また災害救助や復旧のため努力している関係者に対するおねぎらい」の思し召しを、宮内庁・渡辺允侍従長を通じ平山県知事に伝えられる
12:40 南四日町1丁目のアパート1階の居室で、この部屋に住むひとり暮らしの無職女性(87)が死亡しているのが発見された。これで犠牲者は5名に
午後 三条市は嵐南地区のゴミ収集について、収集体制を整えるまで玄関先の道路に出してもらい、順次収集することに決定。収集には3、4日かかる見込み
嵐南地区は水が引いたところから路上に乗り捨てられた車輌の撤去作業が始まる。依然として一般車輌の嵐南地区への乗り入れは禁止
15:35 三条地域に出されていた洪水警報を解除。これで気象警報が解除される
水が引いたところでは、住宅・家財の洗浄で、水道水の使用が激しく、供給能力の低下と相まって、水圧は低下したまま。三条市は市内30ヶ所に給水車を出す
17:45 南新保で、無職女性(84)が自宅居間で死亡しているのを新潟市に住む息子(49)が発見。これで犠牲者は6名に
20:58 電源車の投入などにより停電が全面復旧
7/16 5:30 給水車が病院を優先的に出動。この日も水圧低下が続く
三条市役所で被災証明書の発行が始まる
8:40 三条市の南隣、南蒲・栄町今井の貝喰川かいばみがわ右岸排水機場付近で、西蒲・吉田町の男性会社員(26)が水死しているのが発見される。男性会社員は12日10:00過ぎころから、勤務先を車で出て所在不明になっていた。警察は今回の水害の犠牲者とはせず
9:00 県梅雨前線豪雨被害対策本部を新潟県梅雨前線豪雨災害対策本部に改組
9:50 三条地域に洪水警報、大雨・雷注意報が発令される
高橋市長は市役所での記者会見で、住民に対する避難勧告の周知徹底の不備に対して、「厳しい状況で市としてやるべきことはやった」と釈明する一方、「全市民に行き渡らなかったことは仕方ないかもしれないが、残念だ」、「結果として犠牲者を出す形になったのは反省し検証しなければならない」と不十分さを認める
12:30 石原伸晃国土交通相が三条市を訪問、第三中で避難住民を激励し、諏訪の堤防決壊現場を視察
13:05 三条地域の大雨注意報が大雨警報に切替、洪水警報も継続
13:30 三条市内に強い雨が降り始める。13:00〜15:00に27ミリを観測
14:30 強く降っていた雨は止みはじめ小康状態に
午後 7月30日から開催予定の第37回三条夏まつりの中止が決まる
16:50 平山県知事が諏訪の堤防決壊現場、嵐南地区の被災地を視察。知事の視察は2回目
夕方 道路上に搬出された水害ゴミの収集が始まるが、予想以上のゴミが搬出されたため、作業は難航。24時間態勢でゴミの収集にあたる
堤防決壊現場の仮堤防の構築作業にメドがついたため、災害派遣の自衛隊が撤退
7/17 8:00 ボランティア活動を受け入れるため、三条市社会福祉協議会が「三条市災害ボランティアセンター」を立ち上げ。県央地域地場産業振興センターで集合したボランティアを総合福祉センターにバスで移送
水害発生後初の週末(土曜日)を迎え、被災地への救援、応援、復旧のために三条市内への車輌流入が激しく、国道8号線を中心に大混雑
9:58 新保の水田で、13日に三条市内に仕事で来ていた長岡市の男性会社員(63)が遺体で発見され、また10:37には同じく仕事で来ていた中蒲・亀田町の男性会社員(37)が遺体で発見されたいずれも死因は水死で、犠牲者は8名に
14:30 三度、激しい雨が降り始める。14:00〜17:00の3時間に14ミリを観測。五十嵐川上流部でも激しい雨が降り、守門岳では14:00〜19:00に105ミリを観測(16:00〜17:00には45ミリの猛烈な雨)
15:00 18日から再度派遣予定だった自衛隊が繰り上げて派遣され、四日町、条南、南の各小学校で泥水の搬出、水没した備品の搬出にあたる
三条市は、水害の被災住民のために仮設住宅を建設する計画を発表
三条市医師会を中心とした医療救護本部が、医師2人と看護師1人の3人が1チームとなり、3チームで各避難所を巡回、各避難所には看護師数人を派遣し、24時間体制で避難者の救護にあたる
17:05 嵐南地区ほぼ全域に避難勧告が継続中だが、高橋市長はラヂオは〜とに緊急電話出演し、五十嵐川の水位が上昇しているため、所定の避難場所に速やかに避難するよう呼びかけ
17:27 高橋市長はラヂオは〜とに緊急電話出演し、五十嵐川上流域で降雨が続いて水位が上がり、嵐南地区の住民は落ち着いて安全な避難所へ避難するよう再度求める。ただし、避難場所は四日町小、条南小、南小は使えないので、第一中への避難を呼びかけ
三条市災害対策本部が17日夕方から再び嵐南地区住民に避難を呼びかけたのに伴い、三条警察署は三条市内に架かる五十嵐川の全ての橋を人も含めて全面通行止めとし、国道8号線の直江町3丁目から嵐南地区への道路も通行止めに
18:21 高橋市長はラヂオは〜とに緊急電話出演し、五十嵐川上流域で降雨が続いて水位が上がり、嵐南地区の住民は落ち着いて安全な避難所へ避難するよう改めて求める。三条市災害対策本部によると、五十嵐川の破堤部分に設けた仮堤防の五十嵐川水面との差は、17:00には2.65m、18:00には1.50m、18:30には0.94m、18:50には0.64mと迫っている。そのため、破堤した13日から嵐南地区一円に避難勧告を一度も解除することなく発令したまましてきたが、改めて嵐南地区から避難するようラヂオは〜となどを通じて呼びかけたもので、18:50現在、広報車とパトカー12台で避難を広報し、自治会長からも住民に避難を呼びかけてもらっている。いったん、自宅の復旧作業のため帰宅した被災住民も避難所へ避難
19:00 五十嵐川の破堤部分に設けた仮堤防の五十嵐川水面との差が0.44mとピークに達するが、19:30以降水位は下がり始める
7/18 1:00 五十嵐川の水位は水害後最高の8.1mを記録
全国からの支援物資が続々と届くが、土嚢袋、カマス、雨具、スリッパ、サンダル、長靴、下着、紙おむつなどが不足で、三条市災害対策本部が救援を訴え
水害ゴミの収集が再開。処理能力を超えているため、旧三条競馬場を仮置場所に。ゴミ運搬を優先させるため瑞雲橋−国道8号下須頃交叉点間を一般車通行止めに
被災後初めての青空が広がる
7:40 16日午後から三条地域に出されていた大雨警報が解除される。洪水警報は継続
9:50 曲渕2丁目の用水路で、避難所へ向かう途中行方不明になっていた近くの主婦(42)が死亡しているのが発見された。水害の犠牲者は9名
笠堀ダムの水の濁りから停止していた三条地域水道用水企業団からの給水が可能になったため、嵐南地域は18日夕方から徐々に通水し、嵐北地域は19日朝から水道が復旧する見込みとなる
諏訪の堤防決壊現場の仮堤防構築作業は仮堤防の強度を高めるための矢板の打ち込み作業に入る
14:00 17日に開設された三条市災害ボランティアセンターに登録したボランティアは、14:00現在で1,707人、うち県外の登録は180人
三条市災害対策本部は、便乗した悪質商法に注意を呼びかけ
7/19 諏訪の堤防決壊現場では、朝から第2段階の仮堤防をつくるための矢板打ち込み工事が始まる
応急仮設住宅の入居希望調査が始まる
12:45 小泉純一郎首相が水害被災地視察のため、上越新幹線〔とき351号〕で燕三条駅に到着
12:51 三条・燕地域リサーチコアに小泉首相が入り、高橋市長、平山県知事らから被害状況の説明を受け、13:35、東本成寺の刃物メーカー・タダフサの工場の被災の様子を視察。14:04、小泉首相は見附市、南蒲・中之島町方面へ
三条市教委は嵐南地区の四日町、条南、南、西鱈田、月岡の5小学校、第一中、本成寺中について、終業式をせずにそのまま夏休みに移行することを決める
15:10 16日午前から三条地域に出されていた洪水警報が解除される。全警報が解除される。13日からの延べ警報発令時間は86時間26分に及ぶ
16:30 嵐南地区の10,555世帯に出されていた避難勧告が最長150時間20分で全て解除される
7/20 大谷ダムから取水する企業団水道水の供給が回復し、三条市内の断水、水圧低下は全域で回復
三条市近郷の弥彦、岩室、湯田上、寺泊、蓬平の5温泉地の新潟県旅館組合有志の温泉旅館が、20日〜23日の4日間、避難所に送迎バスを出して、被災して風呂に入られない避難者に無料で入浴してもらう
三条市は、住民からの要望のあった泥などを入れる土嚢袋(1世帯10枚)の配布を開始
三条市と三条市建築設計協同組合は、住宅復旧に関する相談窓口を開設
13:10 三条署は、水害で店を閉めていた北新保2丁目の食料品販売店の店舗に侵入したとして林町1丁目の無職の男(57)を住居侵入の疑いで現行犯逮捕する
14:00 燕市民祭協賛会は緊急役員会を開き、延期していた燕市民祭の中止を決定、燕市民祭の予算から1,000万円を三条市に義援金
避難住民、被災住民に疲れの色が濃く、体調を崩す人が相次ぎ、日中の復旧作業に追われて、医療機関に行けない人などのために、三条市と三条市市医師会が総合福祉センターと三条総合病院で臨時夜間診療を始める
7/21 新潟県は、被害を受けた世帯に対し被災者生活再建支援制度(住宅全壊に最高300万円など)の適用を決める
朝までに収集した水害ゴミは15,000トンに達する
三条市は、水害の土砂や泥のみの搬入場所を塚野目野球場近くの下水処理センター敷地内に開設
高橋市長は会見で、水害発生時に避難勧告が十分浸透していなかったという声が住民から上がっていることに対して、「今回の経験を水害対策にどう取り入れていくかは大きな課題で、一段落した時点でしっかり検証し結果を公表しなければならないが、現段階では復旧が第一で検証の余裕はない」と述べる
加茂市のコミュニティセンター3ヶ所(七谷、下条、須田)が、入浴できない被災者向けに浴場利用時間を30分延長
7/22 三条市災害対策本部は、被災者の相談ごとに適切に素早く対応するため、市役所1階玄関ホールに被災者総合相談所を開設
13日から休所していた公立保育所が、嵐南、西四日町の2所以外で再開され、嵐南、西四日町両保育所の園児は他の保育所で受け入れ
11:00 新潟地方気象台は、新潟県を含む北陸地方が梅雨明けをしたとみられると発表
12:00 車両通行止めとなっていた三条市内の五十嵐川にかかる橋は、一新橋を除いて通行止めが解除される
3連休明けの20日以降、ボランティアが減っていたが、高校生・大学生を中心に学生のボランティアが駆けつけ始める
避難所でも被災証明申請の受付が始まる。即時交付はできず
諏訪の堤防決壊現場での仮堤防構築工事はほぼ完了
7/23 1:45 三条署は、東本成寺の避難所でボランティアを終わり就寝の準備をしていた福島県の男性(40)の財布を盗んだとして、西鱈田の職業不詳の男(69)を逮捕
三条市内の15小中学校で終業式
15:00 条南小グラウンドで陸上自衛隊の撤収式。派遣された隊員は延べ5,333人
7/24 三条市の道心坂処分場での水害粗大ゴミの受付が始まる
三条市災害ボランティアセンターでは、24日、25日の2日間に限って月岡分室(月岡小体育館)を開設
7/25 夕方 激しい雷雨、17:00〜18:00の時間雨量は11ミリ。嵐南地区で落雷による停電発生。月岡、塚野目周辺でも停電。激しい雷雨に「もういい加減にして」と天に愚痴を漏らす声も
17:25 三条市災害対策本部は、長嶺の1世帯に土砂崩れの危険性があるため避難勧告を出す
南蒲・栄町の上越新幹線の高架線路内に、風で飛ばされたステンレス製屋根が引っかかり、長岡−燕三条間が一時不通
19:10 新潟地方気象台は三条地域に大雨・洪水警報を発令
21:00 東北電力三条営業所によれば、21:00現在、停電している地域は、月岡、西大崎1丁目、三竹1丁目、片口、吉田、長嶺、袋、塚野目の一部地区、他地域は復旧
7/26 水害のため業務を休んでいた四日町・島田両郵便局が、ATM業務を除く窓口業務を再開
新潟県旅館組合所属の有志の温泉旅館が被災者に対して23日まで行っていた入浴サービスを30日までの5日間延長
10:00 前日出された避難勧告が解除される
三条市内6ヶ所で仮設住宅の建設が始まる
収集した水害ゴミは54,000トンに達する
7/27 被災した月岡小でも終業式
三条市が路上に積み上げられたままの水害ゴミに殺菌消毒剤を散布、西四日町1丁目〜4丁目、西本成寺1丁目・2丁目、緑ヶ丘、北新保1・2丁目に続き、27日は条南町、直江町1丁目〜4丁目で
7/29 14:00 水害ゴミの一時処分場となっている旧三条競馬場に野積みされている水害ゴミから出火、ぼやで消し止められる
7/30 被災した西鱈田小でも終業式
7/31 フェーン現象により、三条市では気温が上昇し、観測史上2位の38.1C°を記録(1位は1990年8月22日の38.5C°)
三条市経済部商工課が、事業所の水害被害調査の結果を発表、被害総額は150億円以上にも達する。いまだ全事業所の被害を把握できず、被害総額は増加の見通し
8/8 三条市ボランティアセンターを解散
8/31 17:00 三条市災害対策本部を解散
9/21 13:00 新潟県梅雨前線豪雨災害対策本部を解散
10/13 新潟県の義援金受付を終了、日本赤十字社新潟県支部と合計で、41,746件、1,059,798,000円が寄せられる
2005年
2/16 三条市の義援金受付を終了、4,192件、306,329,434円が寄せられる
3/16 三条市広報紙「広報さんじょう」3月16日号で水害に対する行政対応の検証特集。「十分な広報活動を行ったとはいえず、市民・企業などの皆さんに十分な周知ができませんでした」として、不十分な広報活動を認め、防災担当部門が庁内放送などを通じた避難勧告発令の情報提供を行わなかった結果、職員間でも充分情報共有することができず、結果、広報担当部門がうまく機能することができなかった点、巡回広報の広報車も、情報発信する地域拠点が存在しなかったため、効率的な配車計画が困難だった点を要因に挙げた
6/28 3:53 朝鮮半島から東北地方にのびる梅雨前線が活発となり、新潟県内で大雨が降り、三条市は、旧三条市の嵐北・嵐南地区全域、26,128世帯・80,662人に「避難準備情報」を発令。内閣府が2005年3月にまとめた新たな制度で、「避難準備情報」の発令は、三条市が全国で初めて
6/29 6:00 避難準備情報を解除
三条・南蒲原大水害 その時、鉄道は……

 三条・南蒲原大水害は、鉄道にも大きな影響をもたらした。上越新幹線は何ら運転抑止など影響はなかったが、在来線各線は運転見合わせが相次いだ。時系列でその状況を追ってみると、まず13日7時40分、越後線・柏崎−吉田間、磐越西線・郡山−馬下間が運転抑止された。続いて、9時30分には只見線・小出−会津坂下間、9時34分には信越本線・柏崎−新津間が運転抑止された。つまり、新潟、新津、加茂、三条、見附、長岡、柏崎という地方中小都市間の鉄道ルートが完全に遮断された。長岡−新潟間については、定期券利用者を中心に上越新幹線への振替乗車が認められ、東三条駅の機能を燕三条駅が代替した。18時37分には弥彦線・吉田−東三条間も運転を抑止し、新潟県中央部の鉄道網は越後線・吉田−新潟間と信越本線・新津−新潟間のみしか機能しなくなった。

 三条市内の五十嵐川の堤防決壊により、三条駅は床上浸水し、東光寺駅も水に襲われた。特に三条駅周辺は最深2m近く水に浸かり、翌日まで水は引かなかった。また、警戒水位を超えた五十嵐川に架かる信越本線の鉄橋は激しい濁流に耐えた。

 これらの運転抑止は、抑止区間だけでなく、夜行列車を中心に運休という形で影響を及ぼした。

〈13日の夜行列車の運休〉

  • 寝台特急〔日本海〕(大阪−青森・函館間)上下4本
  • 寝台特急〔北陸〕(上野−金沢間)上下2本
  • 寝台特急〔トワイライトエクスプレス〕(大阪−札幌間)
    上りは五稜郭で運転打ち切り、下りは直江津で運転打ち切り
  • 急行〔能登〕(上野−金沢間)上下2本
  • 急行〔きたぐに〕(大阪−新潟間)上下2本
  • 快速〔ムーンライトえちご〕(新宿−新潟間)上下2本

 これらの区間では14日は1本の列車も運転されず、15日の始発までに越後線、弥彦線、磐越西線が運転を再開したが、信越本線は線路冠水や変電所の冠水、道床の流失の被害がひどく、15日20時12分に運転を再開した。日本海縦貫線の一翼を担う信越本線は34時間38時間ぶりに機能を回復した。

 16日、17日も集中豪雨で各線に運転見合わせで相次いだ。

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