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Russell & Rotary Festa

このページの写真画像は、「新潟鉄道写真館」のYFG氏に提供いただきました。

「冬の戦士」一堂に会す

 左からDE15形(DE15 1527)、DD15形(DD15 46)、DD14形(DD14 328)、DD53形(DD53 2)。

 2008年(平成20年)3月30日に、上越線全通77周年を記念してJR東日本長岡車両センター(長岡運転区)が公開され、4輌の除雪用機関車の展示・撮影会が開かれた。この展示・撮影会の前々日と前日には、長岡−高崎間で、DD14形ディーゼル機関車(重連)とEF60形電気機関車が継走して牽引した臨時団体列車が運行された。

休息するDD14形重連

 3月28日・29日に、長岡−水上間で臨時団体列車〔信濃川〕、〔小出銀嶺〕を牽引したDD14形ディーゼル機関車は、重連を解かれることなくそのまま休息していた。きょうの主役は他の4輌に譲り、休んでいた。

ロータリーヘッドをつけたDD53形

 DD51形を基本型にしたこのDD53形は、除雪能力を大幅に向上し、除雪時に20km/hも出せる(除雪時に20km/hというのは高速の域にある)。ロータリーヘッドをつけない状態でも営業運行につかないが、2006年(平成18年)には〔DD53ばんえつ物語〕として、磐越西線を12系客車を牽引した。

どこの国の機関車か?

 日本のディーゼル機関車は中央に運転台を設ける「センターキャブ」がほとんどだが、DD14形は運転台を片方に寄せた「エンドキャブ」式を採用した。ただ、運転台がない方向に進む場合に前方の視界が確保しづらいことから、この形式は普及することはなかった。そのためか、日本のディーゼル機関車とは思えず、どこの国の機関車かと間違えそうだ。

ロータリーヘッド

 ロータリーヘッドは、線路上に積もった雪をかき集め線路外へ飛ばす装置で、ラッセル機関車で線路脇に積み上げられた積雪もかき取り線路外へ飛ばす。

ベタ雪と闘うには

 SLと見まごうばかりに排煙しながら前進するDD14形。このたくましさが鉄道ファンの心を奪うのだろうか。日本海側の湿ったベタ雪を除けるには大きなパワーが必要である。

両翼を広げ……

 今回の展示・撮影会ではただ単に車輌を展示させるのではなく、ロータリーヘッドを有するDD14形とDD53形はロータリーヘッドの翼を開く時間が設けられた。

ラッセル

 DD15形とDE15形は、いずれもラッセル式除雪機関車で、非降雪期はラッセルヘッドを外して、除雪列車以外に運行されることがある。ラッセル式は、線路上に積もった雪を線路脇にどけて進む。線路脇に雪の壁ができるほど豪雪になると、ラッセル式でも立ちゆかない。

 これらの除雪用機関車は、近年の少雪傾向から本来の出番が減少し、雪を豪快にかき出す姿を目撃できる機会は少なくなった。ラッセル式を用いる「定期排雪列車」、ロータリー式を用いる「特殊排雪列車」は、当然のことながら運転ダイヤが時刻表などに公表されているわけでもなく、さらに降雪状況によって運転されるか否かが決まるため、1編成しかない寝台特急〔カシオペア〕を捉えるよりも、よほど捉えるのが難しい。

 さらに、山形新幹線(在来線区間)で活躍してきたDD19形(ロータリー式)とDD18形(ラッセル式)が引退し、DD17形から改造したDD19形は全廃となった。これは、保線作業などに用いる「モーターカー」にラッセルヘッドを取り付け、保線係員が降雪状況に合わせて臨機応変に除雪できることなどから、引退が決まった。しかし、新潟地区では、雪が水分を含んだベタ雪で重いことから「モーターカー」のラッセルでは除雪能力が不足してしまうことから、しばらくはこれらの除雪用機関車が活躍しそうだ。

DD14形重連が牽引する臨時団体列車

 上越線全通77周年を記念したJR東日本長岡車両センターの公開に先立ち、2008年(平成20年)3月28日、29日に、DD14形ディーゼル機関車(重連)とEF60形電気機関車が継走して12系客車(〔SLばんえつ物語〕用の7輌編成)を牽引した臨時団体列車が長岡−高崎間で運行された。

  • 2008年(平成20年)3月28日
    快速〔信濃川〕
    • 9722 長岡(10:00)−小出・越後湯沢に運転停車−水上(13:04) DD14形重連牽引
    • 9724 水上(13:30)−渋川・新前橋に運転停車−高崎(15:03) EF60 19牽引
  • 2008年(平成20年)3月29日
    快速〔小出銀嶺〕
    • 9725 高崎(10:00)−新前橋・渋川に運転停車−水上(11:49) EF60 19牽引
    • 9727 水上(12:15)−越後湯沢・小出に運転停車−長岡(14:48) DD14形重連牽引
残雪の中を進む快速〔小出銀嶺〕

 DD14形が旅客営業列車を牽引するのは、記録に乏しいが事実上初めてではないかと思われる。

長岡駅に到着する〔小出銀嶺〕

 DD14形が本来の「特殊排雪列車」として長岡駅に入るとしてもこれほど注目を浴びたことはないだろう。まして、ロータリーヘッドを外した姿は簡単に見ることはできない。

どこの国の機関車か?

 日本のディーゼル機関車は、DD51形に代表されるように「センターキャブ」式が主力だが、このDD14形は車端側に運転台がある「エンドキャブ」式となっている。そのため、運転台がある車端が先頭に立つと、日本のディーゼル機関車ではないような印象を受ける。

次に……

 次にDD14形が旅客営業列車を牽引するのは、いつだろうか。

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