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NO.DO.KA

新潟を本拠にするジョイフルトレイン

 1990年(平成2年)8月に、JR東日本新潟支社が新しいジョイフルトレイン(団体列車あるいは臨時列車に用いる車輌)を登場させた。

165系電車「パノラマエクスプレスアルプス」
(画像提供:日本の旅・鉄道見聞録

 189系電車のグリーン車3輌を種車に、485系電車として改造され、外観は国鉄東京西鉄道管理局(JR東日本八王子支社)が登場させた165系電車「パノラマエクスプレスアルプス」に酷似し、前面展望が楽しめるように、運転席を半2階構造とした。もっとも、小田急電鉄の「ロマンスカー」(3100形電車「NSE」、7000形電車「LSE」、10000形電車「HiSE」、50000形電車「VSE」)、名古屋鉄道の「パノラマカー」(7000系電車など)が前面展望列車の嚆矢である。

クロ484-1 モロ484-1 クモロ485-1
 
(画像提供:「越後屋でございます。」

 3輌編成はいずれもグリーン車で、クロ484-1には電源用のディーゼル発電機を搭載し、ディーゼル機関車の牽引で非電化区間にも運行できるようなシステムになっている。これにより、JR線のほぼ全線に乗り入れられる。この車輌の登場に合わせ、ディーゼル機関車「DE10 1701」の塗色が変更された。車内は、2列+1列の大型リクライニング座席の配置で、窓側や通路側に座席を固定することもできる。大型モニタやカラオケ設備が装備され、中間車輌などでも前面展望が楽しめるようになっている。

 車輌全体に対し愛称が公募され、「Sylphideシルフィード」(風の妖精という意味)と命名された。

 登場以後、新潟県内だけでなく首都圏への団体列車として運行され、とくに春休み、夏休み期間中の「東京ディズニーランド」への団体輸送に運行された。また、ディーゼル機関車が牽引して、磐越西線や只見線に乗り入れた。1987年(昭和62年)に登場したものの翌年3月の火災事故により休車状態となったディーゼル気動車「サロンエクスプレスアルカディア」の代替を果たし、臨時列車としても運行された。

 2001年(平成13年)6月に、登場から11年で「シルフィード」が引退することとなり、臨時快速〔さよならシルフィード〕が新潟−妙高高原間で運行された。

装いも新たに……

 「シルフィード」としては引退したものの、車輌自体は廃車されることなく、全面的にリニューアルが施された。これは、「シルフィード」と同様に団体列車に用いられていたディーゼル気動車「カーペット列車」が老朽化により引退、廃車されることと、「シルフィード」が登場した1990年代前半はまさに「バブル経済絶頂期」(同時に長期経済不況の出発点でもある)だったものの、「バブル」の派手さは敬遠されたこと、旅行のニーズが変化したことから、車内についてはカーペット敷きに改め、グリーン車扱いだったものを普通車とした。

 「シルフィード」の引退から5ヶ月経った10月に、名を「NO.DO.KA」に改称した。

 外観は、塗色が変更されたものの、最大の特徴でもある前面展望は残されている。

クハ484-701 モハ484-701 クモハ485-701
 
雪の越後平野。彌彦神社の大鳥居を眺めて
 2008年(平成20年)元日に運行された臨時快速〔NO.DO.KAで初詣号〕が村上−弥彦間で運行された。団体列車としては弥彦線に入線することはしばしばだが、臨時列車として運行されるのは珍しい。
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