| JôJô Tour 2005 |
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| 高松駅で発車を待つL特急〔うずしお19号〕。隣は6000系電車。 |
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| ドア脇に表示されている列車名表示器には「特急うずしお」と「徳島行」が交互に表示される。しかし、英語表示はない。 |
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| 徳島駅に到着したL特急〔うずしお19号〕。折り返し、L特急〔うずしお24号〕となる。 |
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| JR東日本などでは稀少となった前面列車名表示。一筆で渦潮を表現するところはなかなか渋く感じる。 |
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| どことなく、「国鉄時代」の光景と感じてシャッターを切ったショット。「国鉄」の原風景と感じたからだろう。しかし、徳島駅舎を出て振り返ると、ホーム上とは対照的に近代的な駅ビルだった。 |
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| 79D L特急〔うずしお19号〕 |
| 0.0 |
高 松 |
16:47発 |
| 4.3 |
栗 林 |
16:52発 |
| 9.5 |
屋 島 |
16:56発 |
| 16.3 |
志 度 |
17:02発 |
| 37.6 |
三本松 |
17:22発 |
| 58.0 |
板 野 |
17:38発 |
| 64.2 |
池 谷 |
17:44発 |
| 74.5 |
徳 島 |
17:57着 |


乗車変更で徳島へ
当初の予定では、高松17時49分発のL特急〔うずしお21号〕に乗る予定だったが、三条駅に行き、金刀比羅宮にも行き、本場の讃岐うどんも堪能したので、早めに徳島入りすることにし、高松駅のみどりの窓口で〔うずしお21号〕よりも1時間早い〔うずしお19号〕に乗車変更してもらった。ちなみに、高松駅からのきっぷには、「(讃)」が付加されているが、これは七尾線の高松駅(石川県)や岡山県の吉備線・備中高松駅と区別するためのものだ。
発車まであと10分程度となり、改札口を通って、L特急〔うずしお19号〕が待つ3番線ホームに向かった。L特急〔うずしお19号〕は2000系気動車3輌編成で、短距離特急の典型で1号車の一部を除いて全部自由席となっていて、グリーン席設備はついていない。
アイドリング音が新鮮に響く。ここからしばらくは電車から離れ、気動車の旅が続くことになる。特急券に指定された1号車に乗り込み、座席に腰をかけた。指定席はこの1号車の1番A席〜4番D席まで16席だけで、残りは自由席となっている。やはり、自由席主体の特急の意味合いがわかった。発車間際に駆け込むように乗客が増えてきたからだ。
16時47分、定刻通りにL特急〔うずしお19号〕は高松駅を発った。高徳線は高松市内を迂回するように進む。車内放送が始まり、徳島までの停車駅や車内設備の放送が終わる頃、最初の停車駅、栗林に到着した。琴電に乗ってわかったように、高松市内の中心繁華街は琴電瓦町駅を中心としたエリアで、栗林もそのエリアに含まれているようだ。
高徳間の対バス競争と神戸淡路鳴門道の存在
JR四国を代表する2000系気動車を導入して高徳間のスピードアップをはかり、さらに運転本数を増やしフリークエンシーを高めているのは、やはり高松自動車道の存在が大きいようだ。L特急〔うずしお〕がほぼ1時間に1本、所要約70分で運転されているのに対し、高徳間の高速バスは平均90分に1本程度、所要90分。運賃では高速バスが優位に立つ。それに、高松自動車道だけでなく、大阪・神戸−徳島間を考えれば、乗り換え2回というハンデを背負いながらも、神戸淡路鳴門道の高速バスとの競争もあるようだ。ただ、線形の問題なのか、縦揺れをたまに感じ、さほどスピードも速いとは感じられない。
屋島に停車すると同時に、先行していた普通列車の引田行を追い越した。国道11号線と琴電志度線と時折並走する。志度、三本松と停車したが、自由席からの下車はみられたが、指定席はどうも徳島までの乗客がほとんどのようだ。志度、三本松とも、市町村合併でさぬき市と東かがわ市となっている。確かに、突然さぬき市、東かがわ市といわれてもピンと来ないが、平成の市町村合併で新しい市名・地名が生まれていくのだろう。
造田駅で上りL特急〔うずしお20号〕と交換のために運転停車した。こちらが3分ほど停車したが、〔うずしお20号〕が岡山行の速達特急と考えると、こちらの停車もやむを得ない。
ここから三本松まで一気に進む。振り子機能が組み込まれた2000系気動車も一部区間では振り子機能が働いているようだ。1987年(昭和62年)にL特急〔しなの〕で運転されている振り子電車の先駆け、381系電車に乗ったことがあるが、あの振り子電車は正直いって気分を悪くしてしまった。それを思い出してしまったが、2000系気動車は車酔いするような感じは全くしない。
そろそろ陽も落ち始めた頃、香川県内最後の停車駅となる三本松に停車した。車窓の左側には瀬戸内海が見えるはずだが、海岸沿いギリギリを走っているわけではないので、そう簡単に望むことはできなかった。三本松からは内陸側に進路を進め、香川と徳島の県境へと進む。
徳島県側最初の停車駅、板野に到着したのは、17時38分。あとは鳴門線との乗換駅、池谷に停車すれば、徳島に着く。目立った動きもなく、淡々と列車は徳島を目指し進んでいく。
池谷に停車し、次は終点・徳島と思っていたら、早くブレーキをかけているのを感じた。早着するのだろうか。けれども、車内放送はない。速度をそのまま落とし、佐古駅のホームで停車した。「あれ?」。徳島のひとつ手前の佐古である。そしたら「上り列車との交換のため、信号待ちです」と車内放送が流れた。まもなくして、向かい側のホームには鳴門線直通の鳴門行普通列車が入ってきた。この列車と交換するために待っていたようだ。徳島のひとつ手前であれば、普通列車のダイヤを調整して、L特急〔うずしお19号〕をうまく徳島まで早着させるのが一般的かなと考えていたが、そうは簡単にはいかないようだ。
あらためて、徳島終点到着の車内放送が流れ、17時57分にL特急〔うずしお19号〕は徳島駅2番線ホームに到着した。わずか1時間10分の旅程だったが、ふだんでは気づかない新しい発見ができた旅程だったとつくづく感じた。なにより、ディーゼル音の「唸り」が一番新鮮に感じた。普段だったらちょっとうるさいほどに感じてしまうのかもしれないが、それが逆に心地よいBGMになった。
徳島駅のホームに降り立ち、ふと周りを見渡すと、どことなく「国鉄時代」の匂いのようなものを感じた。写真集かなにかでしか見たことがない、そんな駅構内の風景だった。たぶん、陽が落ちていることもたぶんに影響しているのだろう。
改札口の女性駅員にきっぷの失効を申し出、徳島駅舎を出た。ふりかえれば、駅ビルだった。ホーム上で感じた「国鉄時代の原風景」とは真逆の真新しいビルが建っていた。もしかすると、ホーム上で感じた「国鉄時代の原風景」は幻だったのかもしれない……

ここで、「上々≠ネ旅III」は一時中断し、1月29日(土)から再開する。
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