トップ上越新幹線新幹線の車輌たち
Jôetsu Shinkansen
左から、200系電車(オリジナル)、200系電車(リニューアル)、400系電車、E2系電車、E4系電車「Max」、E1系電車「Max」(旧塗色)
200系 E1系 E2系 E4系 E926形 E954形

 自動車にもナンバーがあるように、新幹線の電車にも固有の番号が与えられている。この番号によって、どの電車を示しているかわかる。JR、私鉄でそれぞれ番号の付け方が異なり、JRでも機関車、客車、貨車、在来線電車、新幹線電車、気動車で、付け方が異なる。代表的なJRの在来線電車は、車輌の機能、設備などを表すカタカナと数字で表される。例えば、「クモロハ876-1」といえば、運転台のある電動車で、グリーン車と普通車が合造されている877系の車輌である。数字は、電気の種類(直流と交流)、走行性能を表す。これだけでも、1つの本になるくらいなので、詳しくは、書籍や他のサイトで参照していただきたい。

 ここでは、新幹線の電車について、説明していく。主に、JR東日本の車輌がメインになるが、在来線の電車と比較しながら、JR東海、JR西日本の新幹線電車にも触れていく。

 新幹線電車の番号の付け方は、4つの英字と数字から成り立っている。それぞれには意味あいがあり、その英字、数字を組み合わせて、車輌の系列、客室設備、運転設備を表す。例として、「E459-205」を取り上げてみよう。

(a) 英字━━系列・形式
なし 0系、100系、200系、300系、400系、500系、700系、800系
E1系、E2系、E3系、E4系

 E1系から、JR東日本はJR Eastの「E」をつけるようになった。これは在来線の新製電車と共通している。「E電」などでは定着しなかった「E」だが、こちらでは定着しているようだ。

 
(b) 百位━━系列・形式
なし 0系 E4系、400系
E1系、100系 500系
E2系、200系 700系
E3系、300系 800系

 この百位が系列を表す。(a)(b)をみれば、その電車が何系かわかるようになっている。「1」「2」「3」「4」については、それぞれ重複しているが、「E」が付くか付かないかで区別できるので、問題はないようである。

 ですから、上の例では、(a)(b)で、E4系の電車になる。

(c) 十位━━客室設備
1階建て車輌のグリーン車
1階建て車輌の普通車
1階建て車輌の食堂車・ビュフェ車、またはこれらの設備と普通車の合造車
2階建て車輌のグリーン車、またはグリーン車と普通車の合造車
2階建て車輌の普通車
2階建て車輌の食堂車
2階建て車輌のグリーン車と普通車の合造車(JR西日本の100系のみ)

 新幹線電車が東海道・山陽新幹線の0系、上越・東北新幹線の200系だけだったときは、1〜3だったが、100系の登場から新しい区分ができ、現在では7種にまで増えた。

 上の例では、2階建ての普通車になる。

(d) 一位━━運転設備
東京側(上り)の運転台とモーターがある車輌(制御電動車)
新潟・八戸側(下り)の運転台とモーターがある車輌(制御電動車)
東京側(上り)の運転台がある車輌(制御付随車)
新潟・八戸側(下り)の運転台がある車輌(制御付随車)
モーターがある車輌(電動車)
モーターがある車輌(電動車)
モーターがある車輌(電動車)
運転台、モーターともにない車輌(付随車)
運転台、モーターともにない車輌(付随車)

 一位は運転設備に関しての位になる。上り側と下り側で先頭車輌の形式が異なり、5、6・7、8、9については、搭載する電気機器の違いによって分けられている。

 上の例では、運転台、モーターともにない車輌(付随車)になる。

(e) 製造番号━━製造番号、系列内・形式の区切り

 ハイフン(-)以降は、製造した順に1から番号が付けられる。ただし、車輌設備や運転設備の差異によって、100番台や1000番台のような区切り方をする場合もある(東海道・山陽新幹線では、JR東海とJR西日本の帰属によって区切る場合もある)。また、100番台などの“兄弟”の車輌がある場合は、最初の車輌を「0番台」と区別する場合がある。

 なお、「番台」は「番代」とも表記されることもある。

 上の例では、E459の205番目に製造された車輌か、E459の200番台の5番目に製造された車輌になる。これだけでは0番代か200番台かはわからない。

(参考文献:梅原淳『新幹線の謎と不思議』)

 それでは、上越新幹線で使用されている200系、E1系、E2系、E4系について詳しく取り上げてみよう。JR東日本の新幹線電車には、この他にも、400系(山形新幹線)、E3系(秋田新幹線・山形新幹線)という系列の新幹線電車もあるが、これらについては他のサイトをご覧いただきたい。

200系 E1系 E2系 E4系 E926形 E954形

上越新幹線を走る車両たち
(車輌画像の著作権は「Rail and Bikes」の柏熊秀雄氏に属します)

 上越新幹線開業から14年間は、上越新幹線の「顔」とも言える200系電車の独壇場だったが、1994年7月に登場したE1系電車、1998年12月に登場したE2系電車(1997年から東北・長野新幹線で運転)、2000年12月からE4系電車が登場し、3種の車輌が活躍している。

 200系電車は、既に新規製作は終わっているが、リニューアルが進められ、もうしばらく上越新幹線で活躍しそうである。

 果たして、5年後、10年後、どんな「車輌たち」が上越新幹線で活躍しているのだろうか。

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