トップ上越新幹線新幹線25年記念〔上越新幹線大宮開業25周年記念号・とき25号〕運転
Jôetsu Shinkansen

〔上越新幹線大宮開業25周年記念号・とき25号〕

 上越新幹線の開業25周年を記念して、2007年(平成19年)11月10日に大宮発新潟行の〔上越新幹線大宮開業25周年記念号・とき25号〕が運行された。この〔上越新幹線大宮開業25周年記念号・とき25号〕は、リニューアル工事によって姿を消した「白地に緑」の車体塗色を復活させた200系電車(専門的に「K47編成」と呼ばれる)を使用したもので、この車輌は2007年4月にオリジナル編成(F19編成)が姿を消してからは、開業時の面影を色濃く残す唯一の編成となっている。

 この「K47編成」は、通常のリニューアルされた200系電車で運行される〔とき号〕〔たにがわ号〕〔やまびこ号〕〔なすの号〕でも使用されることがある。

 また、この編成を東京側に送り込むのを兼ねて、新潟発上野行の団体列車「25周年あさひ190号」が運行された。「あさひ190号」とは、1982年(昭和57年)11月15日の開業一番列車(上り)の名称だった。

「団体」

 上りの新潟発上野行は、「25周年あさひ190号」の団体列車≠ナ運行されたため、大宮駅の発車案内表示も「団体」扱いされ、〔あさひ〕が復活することはなかった。

ホームの端

 大宮駅の新幹線ホームの北側(熊谷寄り)には、団体列車「25周年あさひ190号」をカメラにとらえようと多くの鉄道ファンが詰めかけた。大宮駅は新幹線が撮影しやすいポイントらしい。……それにしても、ホームの端に溢れんばかり。

到着

 関東地方は冬の到来を告げるような肌寒い雨が降り続いた。その間隙を突くように、「25周年あさひ190号」の団体列車が大宮駅13番線ホームに滑り込んだ。

ヘッドマーク

 両方の先頭車輌には特製のヘッドマークが貼られた。ヘッドマークが欠けたように貼られたのは、以前〔つばさ〕の400系電車と連結するための連結器が収納されていたため。

ドッと

 「25周年あさひ190号」が到着すると、それまでホームの端に構えていた鉄道ファンがドッと先頭車輌附近に詰めかけた。

 団体列車のコースに10月に開館した鉄道博物館の見学コースもあったためか、大宮駅で下車する利用客も見られた。

記念入場券も

 開業25周年を記念した入場券も販売された。大宮駅では西口コンコースで8時から販売が開始されたが、150人以上の人が列を成して販売開始を待った。


とき25号

 「25周年あさひ190号」団体列車とは異なり、時刻表にも掲載された臨時列車のため、発車案内表示にもしっかりと「とき25号」と表示されている。ただ、「上越新幹線大宮開業25周年記念号」という表示はできないのか、発車案内表示では見かけなかった。

16番線

 大宮駅16番線ホームは東北新幹線〔なすの〕の一部などが発着するが、上越新幹線の列車はほとんど発着しない。

 まして、昼間はほとんど列車が入線しない。〔とき25号〕の後は、17時05分発の〔なすの261号〕までない。

入線

 「25周年あさひ190号」団体列車として上京し、上野で折り返して大宮まで回送で送り込まれた。

 デジカメの動画機能が発達したためか、入線の様子を動画でとらえようと鉄道ファンがホームに鈴なりになった。

行先表示は

 200系電車のオリジナル編成では行先表示器がいわゆる「フィルム式」で、リニューアル編成は「LED式」に改造された。

 リニューアル編成をオリジナル編成のように塗り替えた〔とき25号〕では、LED式のまま。フィルム式の復活までとはいかなかった。

発車時刻を待つ

 10時ちょうどの発車時刻まで、〔とき25号〕は静かに待っていた。

 しかし、〔とき25号〕を囲む鉄道ファンはまさに「右往左往」。駅員さんの「危ないから下がってください」ばかりが繰り返し構内に響いていた。

式典準備

 先頭車輌となる10号車附近には、赤絨毯が敷かれ、出発式の準備が調っていく。

だか

 〔とき25号〕の発車前、先頭車輌には「25周年あさひ190号」団体列車よりも多くの鉄道ファンらが集まった。

ラッシュ

 新幹線の下り列車は、10時前後にもうひとつのピークを迎えるようだ。最短運転間隔の4分間隔で〔Maxとき315号〕、〔やまびこ47号〕、〔Maxやまびこ・つばさ177号〕、〔なすの253号〕、〔たにがわ405号〕、〔あさま513号〕が次々に発車していく。〔とき25号〕はその間隙を突くように発車する。

とき色へのこだわり

 東京駅や上野駅、大宮駅にはフルカラーのLED式発車案内表示が導入されている。上越新幹線の列車名の表示色はとき色を思わせるような色が採られている。

 この臨時列車の〔とき25号〕は、開業25周年から「25号」となったもので、JR東日本新潟支社の洒落っ気が窺える。

いよいよ

 いよいよ発車の時刻が近づいたのか、出発式典会場では準備が整い、大宮駅長が既に定位置についていた。

 もしかすると、写真撮影サービスのため、早々に立っていてくれたのかも……

JRマーク

 JR東日本が開発したいわゆる「E」シリーズの新幹線車輌では、JRのシンボルマークはロゴの一部に入れられている程度だ。

 しかし、国鉄からの脱却を図るため、一晩にして全車輌に貼付したという国鉄承継車輌のJRシンボルマークはそれ自身が自己主張するように大きい。今ではそれが新鮮に映る。

満席

 車内はリニューアル編成のままで、窓より上にオリジナル編成の面影を遺すのみ。

 なお、5年前の20周年記念列車〔復活とき号〕とは異なり、車内はほぼ満席と活況を呈した。

国境のトンネル

 上越新幹線の話になると、必ずと言っていいほど取り上げられる川端康成の『雪国』。

 この日は、「国境の長いトンネル」大清水トンネルを抜けると、青空が広がり、山々が紅に染まったように紅葉の最盛期で、車内の乗客からも感嘆の声が上がった。

記念品も

 〔とき25号〕の乗客全員に、記念品としてマウスパッドと乗車証明書が配付された。

新潟

 〔とき25号〕は全ての駅に停車し、12時07分、新潟駅11番線ホームに到着した。

 新幹線ホーム下のコンコースでは、お出迎え行事が〔とき25号〕の到着に合わせて始まった。

会場

 会場となったJR東日本新潟車両センターは、信越本線と白新線に囲まれたデルタ地帯にある。左の築堤は越後石山駅へ向かう線路が敷かれている。

あさひ&怺

 新潟駅到着後しばらくして、行先表示器に「あさひ」が表示された。

 これは、どうも〔とき25号〕の乗務員さんのサービスだったようで、まさに「サプライズ」な復活劇だった。

新潟新幹線車両センターへ

 〔とき25号〕は新潟駅に到着後、新潟新幹線車両センターでの車輌展示のため、回送されていく。

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