トップ14.12.-1 とき復活11.30 ありがとう
2002.12.1 "TOKI" Comeback

世紀の時空を超えて――。
2002年12月1日、〔とき〕復活

ありがとう〔あさひ〕

 2002年(平成14年)11月30日。東北新幹線の八戸開業を翌日に控え、大宮駅は、ホーム上の時刻表の書き換え作業があちこちで見られた。埼京線が大崎まで延伸し、りんかい線との乗り入れ運転にあわせて、埼京線などの掲示類の書き換えも進んでいた。今回のJR東日本のダイヤ改正の首都圏の目玉を一駅でみられる大宮駅に陣取り、さまざまな様子をうかがうことにした。

(これらの撮影すべて 撮影日:2002年11月30日、撮影地:大宮駅)

〔はやて〕開業記念の横断幕

八戸開業へ

 〔はやて〕のデビューを告げる案内幕。

〔Maxあさひ327号〕新潟行

〔Maxあさひ〕も最終運転

 〔あさひ〕の最終運転により、E1系電車・E4系電車「Max」で運転される〔Maxあさひ〕もこの日を以て最終運転となった。

〔Maxあさひ〕 指定席
〔あさひ〕上野行

めっきり少なくなった上野行

 1991年(平成3年)の東京開業以降、すっかり姿を見かけなくなった「上野行」。1985年(昭和60年)から6年間、上越・東北新幹線のターミナルだった上野駅。11月30日、この日も臨時〔あさひ〕上野行がひっそりと運転されていた。

〔Maxあさひ326号〕、〔あさま526号〕、〔あさま6号〕、〔あさひ406号〕

「あさま、あさま、あさひ……」

 〔あさひ〕と〔あさま〕誤乗の原因の一つ。時は夕暮れなのに、“あさ”続き……(苦笑)

国鉄仕様のホーム案内板

開業当時からのホーム案内も

 1982年(昭和57年)の開業当時から新幹線北側コンコースに設置されていたホーム案内板は、従来の国鉄仕様からJR東日本仕様に衣替えしました。あすの東北新幹線・八戸開業より一足早く「八戸」が登場した。

 「国鉄」の面影が15年経ても残っていることにも驚きますが、どことなく「ノスタルジー」な匂いを感じてしまう。

JR東日本仕様のホーム案内板
〔あさひ〕 指定席

明日からは「とき」に

 リニューアルされた200系電車は、LEDの行先表示器に置き換えられており、明日からは「とき」と表示されるようになる。

静寂に包まれた大宮駅新幹線コンコース(2002年11月30日22時)

大宮駅、22時。

 さいたま市の22時の気温は、9.3℃。土曜日のこの時間、駅周辺の喧騒とは対照的に大宮駅新幹線コンコースは静まり返っていた。

下り最終列車〔あさひ339号〕の発車案内

下り〔あさひ〕最終列車

 長野行の〔あさま〕最終列車とともに、新潟行の下り最終列車〔あさひ339号〕が発車案内板に表示される。

大宮駅18番線ホームに入線する〔あさひ339号〕

ありがとう 〔あさひ〕

 1982年(昭和57年)11月15日午前6時35分、〔あさひ〕の歴史は、ここ大宮駅から始まった。その大宮駅を下り最終列車〔あさひ339号〕が定刻通り、新潟に向け発車していく。〔あさひ〕の下り最終列車となった〔あさひ339号〕は、くしくも開業以来活躍する200系電車(非リニューアル型)が充当された。

 〔あさひ339号〕が大宮駅18番線ホームを離れていく……。誰に見送られるでもなく、さよなら出発式で見送られるでもなく、〔あさひ339号〕は静かに最後の務めに赴く。もう、この大宮駅18番線ホームに〔あさひ〕が来ることはない……。

最終〔あさひ339号〕新潟へ

 2002年(平成14年)11月30日23時52分、〔あさひ339号〕が新潟駅に到着し、約20年間にわたる上越新幹線〔あさひ〕の歴史にピリオドが打たれた。

〔あさひ〕新潟行
大宮駅を発つ〔あさひ339号〕
上り最終列車〔Maxあさひ338号〕の発車案内

上り最終列車も大宮へ

 下りの最終〔あさひ339号〕が大宮を発って1時間。下り列車は那須塩原行の〔なすの〕と高崎行きの〔たにがわ〕の各最終列車のみになり、15・16番線ホームは灯りが落とされた。上越・東北・長野新幹線をあわせても上りの最終列車となった〔Maxあさひ338号〕が、静かに大宮駅に到着した。

大宮駅13番線ホームに入線する〔Maxあさひ338号〕
大宮駅を発ち、上野、東京に向かう〔Maxあさひ338号〕

〔Maxあさひ338号〕最後の旅路へ

 〔Maxあさひ338号〕が終着駅、東京を目指し、最後の旅路へ発っていった。発車案内板からも「あさひ」の文字は消え、〔Maxあさひ338号〕のテールランプだけがいつまでも輝いていた。

「12.-1ダイヤ改正」を迎える大宮駅
りんかい線の案内を掲示する作業

りんかい線直通運転の準備が着々と……

 首都圏での大きな目玉となった埼京線の大崎延伸開業、りんかい線との直通運転開始。大宮駅では、19番線・20番線ホームへの「りんかい線」と書かれたシール貼付作業が進んでいた。

快速 18:13 恵比寿/各駅停車 18:28 恵比寿

恵比寿行もきょうがラスト

 埼京線の大崎延伸開業とりんかい線との直通運転開始により、1996年(平成8年)から埼京線の始発駅だった恵比寿は、その任を大崎に譲り、「恵比寿」行もお蔵入りとなる。

大宮駅に入る下り最終の寝台特急〔はくつる〕

〔はくつる〕もラストラン

 1964年以来38年間も活躍し続けてきた寝台特急〔はくつる〕も、東北新幹線・八戸開業により廃止されることとなった。最後の〔はくつる〕を一目見ようと、ホームには多くの鉄道ファンが詰めかけていた。〔はくつる〕は、最後の花道を飾るが如く、一路、東北路に針路を取り駆け抜けていった。

寝台特急〔はくつる〕 青森行
痛々しい〔はくつる〕の車両たち

痛々しい車両たち

 〔はくつる〕に使用されていた車両たちは、痛々しいほど老朽化が進んでいた。廃止される運命にある車両たちがこれほど痛んでいるのに修繕しないのは非情とも言えますが、これも致し方ないことだろう。

快速〔ムーンライトえちご〕 23:43 新潟・村上

村上行も最後

 上越新幹線のサプリメンタリーライナーである、快速〔ムーンライトえちご〕も、ダイヤ改正により下りは村上行から新潟止まりとなり(上りは村上始発のまま)、都心から「新潟・村上」行の直通列車も最後の列車となった。

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